場所や時間にとらわれずに仕事ができるのがフリーランスの強みではあります。
ちなみに僕は自宅を建てる際に作業部屋を設けたので、基本的に自宅で仕事をしていますが、気分を変えたい場合や調べ物をしながら作業をしたい場合などは、近くの図書館に行くこともあります。
また、自宅兼事務所なので、打合せは基本的にクライアントの事業所へ訪問しますが、それほど頻繁に行くわけではないので、自宅にいる時間が多くなります。
この記事では、在宅フリーランスになりたい方へ自宅で仕事をすることのメリット・デメリットをご紹介します。
自宅で仕事をする場合のメリット
(事業所としての追加の)家賃がかからない
すでに家賃や住宅ローンを払っている場合は、家そのものに対する支出が増えることはありません。
ただし、自宅で作業することになるので、
水道光熱費などは増えることが予想されます。
すぐに開業できる
専門分野にもよるとは思いますが、僕の場合はAdobe Creative Cloudが入っているPCとインターネットさえあればどこでも仕事ができる在宅Webデザイナーなので、開業までにあまり準備することがありませんでした。
通勤時間がないので使える時間が増える
僕は会社員時代は往復2時間のバス通勤をしていましたが、それがゼロになりました。
月20日通勤するとして、ひと月に40時間もの時間が自由に使えるようになったため、それを他のことをする時間に回せるようになりました。
通勤時間を活用して勉強や読書もできるけど、
完全に自由な時間というわけではないですよね。
家族と過ごせる時間が増える
自宅兼事務所なら、ひとり暮らしでない限りは家族との時間が増えます。
僕は会社員時代は定時(17:30)であがれた日でも、帰宅するのは19:00すぎで、そこから夕食を食べても小学生の息子と遊べるのは長くても1時間程度でした。
フリーランスになってからというと、夕食が終わるのが19:00になりましたし、朝も子どもが学校へ行くのを見送ることができるようになりました。
自宅で仕事をする場合のデメリット
誘惑が多く集中しづらい
会社員時代と違い、仕事の様子を見張ってくれる(?)人もいませんし、勤務時間に縛られることもありません。
また、自宅にはあなたの趣味のものが転がっているはずですから、そういった誘惑に打ち勝てるだけの強い意思を持って仕事に取り組まなければなりません。
作業部屋にはなるべく仕事に関係のないものは置かないとか、仕事をする時間をきちんと決めておくことが必要になってきます。
そう言う僕の作業部屋にはPS4やたくさんのまんが本がありますが、
今のところ誘惑に打ち勝てています。
仕事モードとプライベートモードの切り替えがしにくい
誰に監視されているわけでもないので、極端にいうとパジャマで仕事をしても全然かまわないわけです。
しかし、これでは仕事モードのオン・オフの切り替えができません。
自宅はもっともリラックスできる場所だと思います。
人によっては、そんな場所で仕事をすることはなかなかハードルが高いかもしれません。
これを解消するには、まずは「朝起きたときの行動を会社員時代と同じにする」ことが大事です。
決まった時間に起き、ごはんを食べ、着替えや身だしなみを整えることをルーティン化しましょう。
上の画像のようにスーツ・ネクタイを着る必要まではないですが、
「そのまま外に出ても恥ずかしくない服装」に着替えましょう。
自宅兼事務所なので住所を公開しにくい
自宅兼事務所の場合、事務所の住所を一般公開するのはなかなかためらわれる問題です。
僕の場合は、ホームページや名刺の住所欄には以下のような記載をしています。
○○県□□市(自宅兼事務所のため非公開)
そして、実際に仕事を受けた時点で住所をクライアントに教えるようにしています。
在宅フリーランスが自分に向いているか考えてみましょう
何においても人によって向き・不向きがあります。
在宅フリーランスになることを検討する際には、上記のようなメリット・デメリットをよく踏まえて、必要があれば自宅とは別に部屋を借りたほうがいいかもしれません。