怠惰な、つまり自己管理が苦手な人でも会社員時代は否応なしに規則正しい生活、そして時間が決められた勤務体制のもと、仕事ができていたかもしれません。しかし、フリーランスはすべてが自己責任・自己管理のもとで働いていかねばなりません。ある意味では文字通り自由ですが、それと引き換えに誘惑が多いですし、自分に甘いと効率よく仕事をすることができません。
フリーランスが効率的に仕事をするための自己管理方法まとめ
1.朝起きたら必ず着替えて仕事モードに!
在宅フリーランスの場合、極端にいえばパジャマのままでも仕事ができるわけですが、どうしても「オフ」の気分から抜け出せられません。外出の予定がなくても、まずは着替えていつでもすぐに外に行けるような服装になりましょう。
学校通いのお子さんがいる場合は、子どもの準備と一緒に自分の着替えなどは済ませてしまいましょう。
2.仕事をする曜日・時間帯を決めておく
フリーランスになると始業時間・終業時間が決められていません。ある意味自由なのですが、自由=無限ではありません。自分の好きな時間に仕事ができるのは素晴らしいことですが、時間を決めずにダラダラと作業をしてしまいかえって効率が悪くなる可能性があります。仕事をする曜日と時間帯を決めておき、なるべくその中で作業をやるように目標を立てるといいでしょう。
所帯持ちの場合、他の家族メンバーの生活リズムに合わせないといけないので、とくに意識しなくても仕事のリズムがある程度決まってくることが多いですが、独身の場合だと仕事を遮るものが少ないため注意が必要です。
3.クライアントとのやり取りはメールを基本とする
クライアントとの連絡を電話中心にしてしまうと、記録として残らないので通話後に内容を覚えていないといった事態になりかねません。また、「言った言わない」の問題も発生してしまいます。重要な内容ほどメールで連絡するようにしましょう。
どうしてもクライアントと電話で連絡を取りたい場合は、メールで詳しい内容を送ったあとに、電話をしてメール確認依頼をするなど工夫しましょう。
メールにデータとして残しておくことで、探したい情報や発言をすぐに検索することができて結果として時短になります。
4.スキマ時間を有効に使う
作業時間を細かく決めていても、たとえば在宅で作業をしているような人はふとしたことで作業が中断されてしまうことがあります。たとえば、僕の場合は夕方には子どもを学童に迎えに行ったり、平日しかできない手続き(銀行や役所など)のために外出したりするので、よくそういう状況になります。子どもを迎えに行くのはだいたい16時で、家に帰ってきたら子どもの遊び相手をしたり宿題のチェックをしてあげないといけないので、自分の仕事どころではなくなります。
また、ある作業をするのに2時間ぶっ通しでやりたいけど1時間しか取れないという場合は、思い切って後回しにすることもときには大事です。短い時間でできる事務作業や情報収集などに充てるといいでしょう。
5.アイデアを思いついたらとにかくメモを取る習慣をつくる
日常生活において仕事のアイデアがとつぜん降りてくることはよくあると思います。何かを思いついたら、可能な限りメモを取る習慣をつけましょう。
メモはスマホのメモ機能などシンプルなものでいいので、とにかく忘れてしまう前に残しておくことが必要です。どんなに小さなことでも、何か大きなことにつながるきっかけになるかもしれません。思い出すために時間を割いてしまうのも防ぐことができます。
6.適切な休憩と睡眠。体調管理がいちばん大事
フリーランスは体調を崩して寝込んでしまうと、ブログなどのストックビジネスでもやっていない限りその日の稼ぎはゼロになります。また、昼ごはんを取らずにぶっ続けで作業をしてしまったりと、なかなか不規則な仕事のやり方になってしまいがちです。
上述のように、仕事をする時間帯を決めておき、休むときにはちゃんと休むことが大事です。
7.スマホは手の届かないところに置いておく
なかなか集中できないという人は、スマホを手の届かない場所に置いておきましょう。これで誘惑を1つ断ち切ることができるようになります。
ただし、クライアントからの連絡などを見逃さないよう、通知の設定やマナーモードの解除などをしておくのを忘れずに。