フリーランスはキャッシュポイント(収入源)を複数持っておこう

フリーランスはキャッシュポイント(収入源)を複数持っておこう 収入源

常に安定した給料をもらえる会社員と違って、フリーランスは毎月の収入が不安定になります。いかに「収入が安定している」と言える状態に早くもっていけるかが事業継続のカギとなります。メインとしている業務一本でやっていけるのに越したことはありませんが、なかなか難しいものです。なので、僕は複数のキャッシュポイント(収入源)を準備しておき、それぞれで少しずつ分散してお金を稼げるようにしています。

この記事では、僕の場合を例にとってどんなキャッシュポイントがあるかをご紹介したいと思います。

フリーランスWebデザイナーのキャッシュポイント

【メイン】Webサイト(ホームページ)制作およびそれに付随する業務

Webサイト(ホームページ)制作およびそれに付随する業務

フリーランスWebデザイナーと名乗っているからには、これが本業であり一番の収入源です。Webサイトの新規制作・リニューアル業務などをメインで行いますが、僕の場合は、デザイン・コーディング・WordPressでの構築など一通りを一人で行うことができるため、仕事さえ取れればこれだけでやっていけます。この「仕事さえ取れれば」がいちばん難しいんですけどね…。

  • Webサイトの企画・構成
  • 打ち合わせ(ヒアリング)
  • デザイン作成
  • コーディング
  • WordPressテーマ構築
  • スマートフォン最適化(レスポンシブデザイン)
  • 写真撮影

上記のような作業をすべて一人で行っています。

Webサイトの管理

フリーランスWebデザイナーのキャッシュポイント:Webサイトの管理

コンテンツの更新費用

Webサイトを作ったら作りっぱなしではありません。コンテンツの更新依頼があれば対応し、それにかかった作業費用を請求します。依頼の都度請求するクライアントもあれば、あらかじめ月々定額費用で契約し、ある程度の作業であればその範囲で行い、オーバーしてしまった場合はその分を追加で請求するようなクライアントもあります。

ただし、WordPressで全部のコンテンツをクライアント側で更新可能にしているようなサイトの場合、この作業費用が発生しにくくなります(その分、初期費用を多く取れるのですが)。

独自ドメインの更新代行費用・サーバーの管理費用

Webサイトを開設するには「独自ドメイン」と「Webサーバー」が必要ですよね。これらをクライアントに直接契約してもらうのはなかなか難しいので、自分のほうでいったん契約しておき、それにかかった費用を請求します。この際、自分の取り分を乗せて請求するようにすれば、ひとつひとつのクライアントで見ると少額ではありますが月々決まった金額を取得することができます。クライアント数が増えれば安定へと近づいていきます。

写真撮影

フリーランスWebデザイナーのキャッシュポイント:写真撮影

上述のとおり、Webサイトに付随する写真撮影も行っていますが、これは僕の場合は拘束時間のみの計上としています。

これ以外に、写真撮影単体の依頼がたまにあります。七五三や入学記念の親子撮影が多いです。頻度はそれほど高くありませんが、貴重な収入源のひとつです。

名刺作成

フリーランスWebデザイナーのキャッシュポイント:名刺作成

印刷物の制作はあまりやっていませんが、名刺デザインの作成依頼も受けています。Webサイトの制作とセットになっている場合が多いです。デザイン案の作成には「Adobe Illustrator CC」を使用しています。

作成したあとは、データ納品して印刷はクライアント任せにすることもありますが、だいたいその知識・環境がない場合が多いので、こちらで印刷入稿代行まで行い、名刺の納品と合わせて作業費用を請求します。

ストックフォト・ストックイラスト

フリーランスWebデザイナーのキャッシュポイント:ストックフォト・ストックイラスト

こちらも写真を撮るのに変わりはないですが、ストックフォト(またはストックイラスト)とは、いわゆる素材サイトに作品を投稿し、それがダウンロード(購入)されると報酬を得ることができるWebサービス、またはその素材そのもののことです。

僕がクリエイター(投稿者)として利用しているのは、ストックフォトでは「PIXTA(ピクスタ)」と「写真AC」、ストックイラストは「イラストAC」の合わせて3つです。ちなみに「イラストAC」ではストックイラストといっても絵を描いているわけではなく、手書きで描いた筆文字素材を登録してるのですが、これが結構ダウンロードされるんですよ。

ブログ(Google AdSenseとアフィリエイト)

フリーランスWebデザイナーのキャッシュポイント:ブログ・アフィリエイト

Google AdSense

「Google AdSense(グーグルアドセンス)」はクリック型課金広告のひとつです。ブログやWebサービスのページ上によく広告バナーが掲載されるのを見かけると思いますが、これをクリックすると、ブログの運営者に報酬が発生するという仕組みです。

1クリックあたりの金額は広告の種類によって違いますが、だいたいページビュー(PV)数の1/3程度の収益になるのが一般的と言われています。つまり、月に10万PV閲覧されると3万円ほどになります。

アフィリエイト

アフィリエイトは大きく分けて2種類あり、「物販」と「サービス購入・登録」があります。

「物販」はブログ内によくある商品レビュー記事で「楽天市場で見る」「Amazonで見る」などのリンクから買い物されると、決まった割合の報酬がもらえるというものです。

「サービス購入・登録」は、「商品購入」「月額会員登録」「無料会員登録」などといった条件が案件ごとにあり、それをクリアされると報酬が発生します。

どちらもASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を通して広告を設置する必要があり、ASPによって取り扱っている案件や特徴が異なります。有名どころでは「A8net(エーハチネット)」「もしもアフィリエイト」「バリューコマース」などのASPがあります。物販をやりたいなら「もしもアフィリエイト」が楽天市場とAmazonの報酬率が高めなのでおすすめです。

 

クラウドソーシングサービス

フリーランスWebデザイナーのキャッシュポイント:クラウド(ランサーズ・ココナラ)

ランサーズ

ランサーズは大手のクラウドソーシング仕事依頼サイトです。仕事を依頼したい人(クライアント)と仕事を受けたい人(ランサー)をマッチングし、双方にとってピッタリの相手を見つけることができます。

ランサーは「プロジェクト」「コンペ」「タスク」といった作業形式の中から好きなものを選びます。「プロジェクト」の案件なら見積もり・提案を提出し、クライアントが「条件が合う」と判断したランサーを選び契約・作業となります。「コンペ」はロゴマークやキャッチコピーなどの案件が多く、提案(デザイン案やキャッチコピー案)を提出して採用されたら賞金をゲットできます。「タスク」は単純なデータ入力や記事作成が多く、数をこなした分だけ報酬をもらうことができます。

手数料が20%となっていて、実際に受けた金額よりももらえる報酬がある程度減ってしまいますが、実績づくりにもなりますので、積極的に参加してみましょう。

ココナラ

ココナラはランサーズとは違い、自分がスキルや作業を販売するような形式のサービスです。販売金額も自分で設定でき(カテゴリーごとに最低金額はある)、さらにオプション・追加費用の設定も可能なので、使い方によっては大きく稼ぐことができます。僕もここでロゴマークの作成サービスを販売しています。

まとめ

キャッシュポイントが1つしかないとかなり危険だと言えます。たとえば、Google Adsenseによる収益にのみ頼っているブロガーの場合だと、何か違反をしてGoogle Adsense自体使えなくなったり、ブログサービスのほうがサービス停止になったりすると最悪の場合 一気に収入がゼロになるということも考えられます。

あなたができること、これから稼げそうなことを見つけて、少しずつでもいいので収入を複数のところから得られるようにしておき、それぞれしっかりと継続していくことを心がけてみてください。

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