Instagramは情報収集ツールとしても有能です。たとえば、近所のおしゃれなカフェやランチの写真や、料理のレシピや収納のテクニックといった日常生活におけるアイデアなども、Instagramにたくさん投稿されています。
しかし、そんなInstagramにもひとつ欠点があります。それは、「複数キーワード(タグ)での検索ができない」ということです。しかし、Webブラウザを使えば可能になります。少し見づらいかもしれませんが。
Instagramで複数キーワード(タグ)検索しようとすると…?
上の画像は、Instagramのアプリ(iOS)内で、「福岡 フルーツサンド」と複数のキーワードで検索したときの「タグ」の検索結果です。結果として「#福岡フルーツサンド」というハッシュタグがヒットしましたが、これは1つにつながったタグです。期待しているのは「#福岡」と「#フルーツサンド」という2つの異なるハッシュタグを持つ投稿がヒットしてくれることです。
このように、現在のInstagramでは、2つ以上のキーワードを含む投稿を検索することはできません。アプリで探すのはあきらめましょう。では、どのようにすればいいのでしょうか。
Google ChromeなどのWebブラウザを使って検索する
答えは簡単。Google ChromeやSafariといったWebブラウザからGoogleやYahoo!を使って検索をすればいいのです。GoogleとYahoo!は検索の方法自体は同じですが、検索結果が若干異なる場合があります。Google・Yahoo!で使える「検索演算子」というものを活用していきますが、使い方のバリエーションがいくつかあるので、以下で説明していきます。
【事前知識】Instagramのページの種類とURLの形式
検索方法の説明に入る前に、Instagramで閲覧することができるページの種類とURLの形式を記載しておきます。アカウントごとの投稿一覧ページは当記事においては「プロフィールページ」と呼ぶことにします。
ページの種類 | URLの形式 |
---|---|
プロフィールページ (アカウントの投稿一覧ページ) |
https://www.instagram.com/(ユーザーネーム)/ |
投稿のページ | https://www.instagram.com/p/xxxxxxxxxxx/ |
タグの投稿一覧ページ | https://www.instagram.com/explore/tags/(タグ名)/ |
スポットの投稿一覧ページ | https://www.instagram.com/explore/locations/(ロケーションID)/ |
ページの種類ごとにURLの形式が若干異なっていて、これも検索時に活用するので少なくとも投稿ページには「/p」が入ることは覚えておいて損はないでしょう。
1.基本の形(ハッシュタグで検索)
② site:instagram.com “#福岡“ “#フルーツサンド“
これが基本となる検索方法です。「site:」という検索演算子は、特定のURLのみを対象にしたいときにつけるものです。instagram.com内にある「#福岡」と「#フルーツサンド」のハッシュタグを含む投稿を検索することができます。
①と②の違いは赤文字で示している部分で、②のようにハッシュタグをダブルクオーテーション(”)で括ると、より厳密に検索をすることができます。
以下は検索結果のスクリーンショットですが、ご覧のとおり、サムネイルが表示されません。PC版のChromeには「SearchPreview」という拡張機能がありますが、これを入れてもログイン画面のサムネイルが並ぶだけで、実際にどのような写真なのかはそれぞれのページにアクセスする必要があります。
さて、この基本形では投稿だけでなくプロフィールページも検索結果に含まれてしまいます。プロフィールページを除外し投稿だけを検索したい場合は以下のようにします。
2.投稿ページのみを対象に複数ハッシュタグを検索する場合
② site:instagram.com/p “#福岡“ “#フルーツサンド“
さきほどの基本形の「instagram.com」の後ろに「/p」をくっつけると、プロフィールページやハッシュタグペーjを除外し、個別の投稿のみを対象として検索をすることができます。投稿ページのURLが「https://www.instagram.com/p/xxxxxxxxxxx/」という形式のURLでできているからです。
3.ハッシュタグだけでなく文章内の文字列も対象として検索する場合
② site:instagram.com “福岡“ “フルーツサンド“
そして、ハッシュタグだけではなく、投稿内に入力されている通常の文字列も対象として検索することができます。こちらのほうがより広く検索をすることができます。ハッシュタグに限定した検索ではなかなかヒットしないときや、ハッシュタグとしては使わなさそうな文字(住所など)で検索したい場合に使うといいでしょう。
4.ハッシュタグだけでなく文章内の文字列も対象として検索する場合(投稿のみを対象)
② site:instagram.com/p “福岡“ “フルーツサンド“
当然、ふつうの文字列で検索する場合も「/p」をつければプロフィールページを除外して投稿のみを対象にすることができます。
5.ハッシュタグと文字列を同時に検索する場合
② site:instagram.com “#福岡“ “フルーツサンド“
③ site:instagram.com/p #福岡 フルーツサンド
④ site:instagram.com/p “#福岡“ “フルーツサンド“
2つの検索ワードのうち、片方をハッシュタグにして、もう一方はただの文字列で検索することもできます。
※①・②はプロフィールページも対象、③・④は投稿のみ対象
6.あるキーワードを除外したい場合
上のように入力して検索すると、プロフィールページを除外したうえで、「#福岡」というハッシュタグを含み「フルーツサンド」という文字列を含まない投稿を検索することができます。
まとめ
当記事では2つの検索ワードの場合の検索方法について記載しましたが、もちろん3語以上でも検索が可能です。Instagram内の検索ではなかなか期待した内容の投稿に行き着かないという場合にぜひ試してみてください。